這う
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ルイの舌が びーのからだを這う
下から上へ
顔をあげて
ルイは言う
「彼とはからだの相性がいいの」
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
普通の夫婦では
話題に出来るはずがないことを
話しあうようになって
半年になる
性癖としての
夫以外の男性との行為
今は
好きな男性がいること
そしてその男性との行為
ありのままの自分を
さらけ出して
正面から向きあってくれる ルイ
嫉妬で苦しみながらも
不思議なことに
そんなルイが
けなげで
いとおしくて
たまらない
嘘をつかれていた頃とは
天と地ほどの差
俺は
長いあいだ
ルイの秘め事に
気付くたび
必死に記憶から消していた
そばにいても
本当のルイがわからず
悲しみと
大きな距離を感じていた
俺が逃げてばかりでは
大切なものを見失うばかりか
距離を取り戻す時間が
なくなってしまう。
ありのままの自分で向きあってくれる
いとおしく、大好きなルイとの時間
大事にそして大切に使いたい。
